三木武吉
日, 2009-02-15 22:21 / by ryugekka
#[[[225/『久遠の旗』第二巻 第三章 赤き血に燃ゆる旗 IX]]]
IX
「大野伴睦を口説き落とす」
海軍幹部との話し合いが終わって間もなく、官邸に舞い戻ってきた林譲治と、どこかの会合から飛んできたらしい松野鶴平に、吉田はそう言い、手短に事情を説明した。
「なるほど…そういうことであれば」
林譲治が言った。
「大野君は、天下国家を論じ、義を重んじる男です。
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日, 2009-02-15 22:08 / by ryugekka
#[[[217/『久遠の旗』第二巻 第三章 赤き血に燃ゆる旗 I]]]
I
七月二九日月曜日の朝、大野伴睦は、まだ自分が目を醒ましていないのではないかと思った。
悪夢ならば醒めてくれ、と頭をかきむしりたい思いであった。
「すまん、ぬかった!」
音羽の鳩山邸。そこに姿を現した進歩党幹事長の三木武吉は、そう言って深々と鳩山一郎に頭を下げた。
「すまんですむ話か!」
大野は、言った。
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日, 2009-02-15 21:38 / by ryugekka
#[[[207/『久遠の旗』第二巻 第一章 旭日遥かなり VII]]]
VII
「号外号外!」
七月二六日一五時〇〇分頃、国鉄有楽町駅前。新聞屋の小僧が、やかましく鈴を鳴らしながら呼ばわった。
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