小説更新
日, 2009-06-21 21:12 / by くんくたとる
#[[[246/『久遠の旗』第二巻 第五章 炎一号作戦 V]]]
V
一度目の休憩は、いわば“作戦タイム”であったが、二度目の休憩は文字通りの休憩となった。ちょうど時間が昼食に差し掛かる頃合であったからだ。
日本側の控え室に、米太平洋艦隊の将兵の手で昼食が用意された。協議の再開は、食事の後。協議の事務局を勤めるマクモリス少将が、そう伝えてきた。
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日, 2009-06-21 21:11 / by くんくたとる
#[[[245/『久遠の旗』第二巻 第五章 炎一号作戦 IV]]]
IV
「増援は、出そう」
キング作戦部長が、言った。
「アイオワ級戦艦二隻。日本海軍の八隻と、第七艦隊にすでに配属されている<ノース・カロライナ>及び<ワシントン>と合わせて一二隻になるはずだ。グアム方面で確認されている人民海軍の戦艦と巡洋戦艦も合計一一隻。数の上では、これで優位に立てると思うが」
柏木千絵は、思わず胸に手を当てた。
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日, 2009-06-21 21:07 / by くんくたとる
#[[[242/『久遠の旗』第二巻 第五章 炎一号作戦 I]]]
I
八月一三日、火曜日。
「これより、硫黄島奪還作戦に関する米日協議を開始する」
ハワイ、パール・ハーバーに面した、アメリカ合衆国海軍太平洋艦隊司令部庁舎の会議室に、チェスター・ニミッツ大将の宣言が響き渡った。
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日, 2009-06-21 20:59 / by くんくたとる
#[[[240/『久遠の旗』第二巻 第四章 ハワイへ XI]]]
XI
「仙台がやられました」
太平洋艦隊情報主任参謀エリス・ザカライアス少将が、言った。
「このままでは、日本本土の都市という都市が焼き尽くされるのは、時間の問題でしょう」
「だから、今、硫黄島を奪還する。日本人は、そう言っているのか」
太平洋艦隊司令長官チェスター・ニミッツ大将は、腕組みして考え込んだ。
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日, 2009-06-21 20:52 / by くんくたとる
#[[[236/『久遠の旗』第二巻 第四章 ハワイへ VII]]]
VII
八月三日、土曜日。
「今日はよろしく頼むよ」
仁科保は、言った。
「任しといて」
軍令部第二部(情報部門)の長峯香穂少佐は、軽くガッツポーズして答えた。
「こうなった以上、やるっきゃないもんね。
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日, 2009-06-21 20:49 / by くんくたとる
#[[[235/『久遠の旗』第二巻 第四章 ハワイへ VI]]]
VI
配置についている最中、突然、艦長の吉川潔大佐に呼び出された。
「異動だ」
吉川艦長は、告げた。
「<不知火>の艦長が、明後日付けで陸に上がることになった。砲雷長、君にはその後任となってもらう。
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日, 2009-06-21 20:45 / by くんくたとる
#[[[232/『久遠の旗』第二巻 第四章 ハワイへ III]]]
III
「これより、本会議を開催します!」
八月一日木曜日、一三時〇〇分。衆議院議長が木槌を打って宣言した。
結局、七票は得られなかった。
吉田茂は、自らの内閣に対する不信任決議案の審議を始めた衆議院本会議場を総理大臣席から眺めながら、絶望に近い心境に陥っていた。
二三七議席。
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日, 2009-06-21 20:42 / by くんくたとる
#[[[231/『久遠の旗』第二巻 第四章 ハワイへ II]]]
II
ジュニオ・ボルゲーゼは、やれやれと内心で呟いた。
「陸のエンヴィル05――トルコ陸軍第四八歩兵連隊から支援砲撃要請です。『我、ソ連軍ノ夜襲ヲ受ケツツアリ、支援砲撃ヲ要請ス。座標、34・64・09』」
「よし、エンヴィル05に了解した旨伝えろ。それから、各艦に打電、『要請ヲ受理。
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