アーネスト・キング
日, 2009-06-21 21:15 / by くんくたとる
#[[[248/『久遠の旗』第二巻 第五章 炎一号作戦 VII]]]
VII
午後からの協議は、意外に難航している。
日本側は、既にアイオワ級四隻の増援さえ得られれば、指揮権問題では譲歩するとの意向で一致している。
しかし、それを馬鹿正直に切り出すわけにはいかなかった。指揮権問題での譲歩というカードをいつ切るか。アメリカ側から少しでも多くの譲歩を引き出すためには、そのタイミングを計らなければならなかった。
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日, 2009-06-21 21:11 / by くんくたとる
#[[[245/『久遠の旗』第二巻 第五章 炎一号作戦 IV]]]
IV
「増援は、出そう」
キング作戦部長が、言った。
「アイオワ級戦艦二隻。日本海軍の八隻と、第七艦隊にすでに配属されている<ノース・カロライナ>及び<ワシントン>と合わせて一二隻になるはずだ。グアム方面で確認されている人民海軍の戦艦と巡洋戦艦も合計一一隻。数の上では、これで優位に立てると思うが」
柏木千絵は、思わず胸に手を当てた。
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日, 2009-06-21 21:07 / by くんくたとる
#[[[242/『久遠の旗』第二巻 第五章 炎一号作戦 I]]]
I
八月一三日、火曜日。
「これより、硫黄島奪還作戦に関する米日協議を開始する」
ハワイ、パール・ハーバーに面した、アメリカ合衆国海軍太平洋艦隊司令部庁舎の会議室に、チェスター・ニミッツ大将の宣言が響き渡った。
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日, 2009-06-21 20:59 / by くんくたとる
#[[[240/『久遠の旗』第二巻 第四章 ハワイへ XI]]]
XI
「仙台がやられました」
太平洋艦隊情報主任参謀エリス・ザカライアス少将が、言った。
「このままでは、日本本土の都市という都市が焼き尽くされるのは、時間の問題でしょう」
「だから、今、硫黄島を奪還する。日本人は、そう言っているのか」
太平洋艦隊司令長官チェスター・ニミッツ大将は、腕組みして考え込んだ。
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日, 2009-02-15 22:03 / by ryugekka
#[[[213/『久遠の旗』第二巻 第二章 星と鷲 V]]]
V
サン・ディエゴの港が、眼下に広がっている。
上空を徐々に降下していくPBYカタリナ飛行艇の窓からは、合衆国本土西海岸最大の軍港都市の姿が、一望できた。港内には、舳先を並べて停泊している駆逐艦や護衛駆逐艦、船団を組んで出港する予定であろう多数のリバティ級輸送船の姿が見える。
その中でも、巨大な、平べったい甲板の艦の姿が、とりわけ目立っていた。
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